例えば、
あなたの名前が
「タナカ ナオ」
だとして。
1日のうちで、
「タナカ ナオ」
じゃないあなたでいる時間はありますか?
「タナカ ナオ」は
長男、いい息子、いい兄、いい孫。
いいパパ、いい夫。
いい会社員、いい先輩、いい部下。
そうゆう「係」をしてるってことだよね。
小学生の時にやってたような、「係」。
いきもの係、給食係、掃除係、図書係…etc
もちろん係は重要だし、
係として心をこめて仕事をするのは素敵なことだ。
ただ、係は係なんだよな。
なんかさ、もう毎日ずーっとその係やってると、くっついちゃうんだよね。
わたし=係で、「これがわたしだ!」みたいになっちゃう。
でもそれは思い込みだ。
思い込みの「わたし」だ。
これなら周りに受け入れてもらえると判断したものを、採用して貼り付けてきたもの。
それが「わたし」だ。
でも、ずーっと背負ってたら、疲れちゃうよ。
悟りを開くとか、修験道になるとかだったら、
それらを全部完全に捨て去ることが必要なのかもしれない。
でも私たちはこの日常を生きてく上では、全部捨てちゃうわけにもいかない。
じゃ、
1日5分だけ
「わたし」を脱いでみない?
1日5分だけなら、なにも怖くない。
難しくもないし、気持ちいいよ。
私がよくやる瞑想をご紹介します♡
この時間だけは、「わたし」を脱いで、荷物をおろして、ただそのまんまの、何係でもない、あなたでいよう。
「わたし」を脱ぐイメージ瞑想
ゆっくり深呼吸をして
ゆったり好きな姿勢で
起きている呼吸をそのまま感じます。
そのまんまの自分にくつろぎます。
なんにもしない、贅沢な時間です。
締め切りも、時間制限もありません。
急ぐ必要はまったくない
どこにも向かわない
目指すこともしない
ただ、そのままでいる。
それだけで十分です。
では、
「わたしは〇〇である」
「わたしの〇〇」
この、○○を1つずつ
イメージの中で剥がしてみます。
(なんとなくで大丈夫です)
名前
仕事
家族での役割
両親
実家
生まれた場所
目標
大切な思い出
嫌な思い出
大切にしているもの
手放したくないもの
成し遂げてきたこと
得意なこと
苦手なこと
嬉しかった出来事
嫌だった出来事
1枚ずつ薄皮を剥くように
そっと剥がしてみます。
外側の音は、聞こうとしなくても耳に入ってきていて、ただ起きている。
目に映るものは、見ようとしなくても映っている。
呼吸をしようとしなくても、それは起こっている。
そんな感覚をしばらく、好きなだけ味わってみます。
足の裏、手の平、口の中を感じて、
少しずつ身体を動かして終わりにします。
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