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呼吸をしている。
心臓が鼓動している。
血液が流れている。
細胞たちが動いている。
足が床に触れている感覚。
頬に空気が触れている感触。
いのちが、いまここで生きている。
頭の中のおしゃべりが激減すると、そんなことをありありと感じる。
いま生きている。
だなんて、当たり前じゃん。
って思う人もいるかもしれない。
でも、実際私は忘れてしまっていた。
頭の中がうるさいと、ノイズが大きくて『いのちの音』を覆い隠してしまう。
どう生きるべきか(未来)ではない。
どう生きてきたか(過去)でもない。
現に生きている(今)
を、できたてホクホクで感じる。
それは、と~~っても気持ちいい♨
未来の不安も、過去の後悔もない。
このとき、
からだに意識があって、
からだと繋がっている。
自分の真ん中に繋がるのだ。
♡
「それを現実逃避というんだ。
甘えたこと言ってる暇あったら
働け、悩め、考えろ。」
頭の中から囁く声がする。
観念したかと思いきや、まだ隠れてたか。
しぶといやつめ。
うーん。
でもさ、本当にそうかな。
現実逃避の「現実」って、なんだろう?
問題が起こったぞ(起こるかも)と騒ぎ出し、頭の中に思考が流れる。
未来の予想、過去を巻き戻して流れる回想。
どうしようどうしたらいいと繰り返す仮想会話。
それが、今ここに起きている現実なのか?
今まさに躍動している「からだ」に意識を向けることが逃避なのか?
脳内で大騒ぎしているその間も、心臓が鼓動し、血液が循環し、消化活動が行われ、細胞たちが働いてくれている。
それこそが今ここに起きている現実ではないのだろうか。
辛いことから逃げちゃダメ。
努力せずに甘えちゃダメ。
ほんとにダメなことなのかな。
大人になってから、甘え方が分からなくって困ってる人もたくさんいる。
きっと誰かをがっかりさせたり、迷惑をかけたりしたくなくて、自分に厳しいルールを課してきたんだと思う。
でも、そろそろ気づいてるよね。
頭の声がいつも最善を示してくれたか。
頭の声がいつでも最高の人生を与えてくれたか。
もう自分に厳しくしなくていいよ。
「教祖不明の、でもなぜかみんな疑わず信じてる、がんばる教」
ってやつを一旦脱却してみない?
戻りたくなったらいつでも戻れる。
意外と誰も追いかけてこないし、怒られたりしない。
もちろんあなたの自由だけど。
頭の中からどんな囁き声が聞こえたとしても、繰り返し繰り返し、からだと繋がることを選ぶ。
無理ゲー社会を脱出する!
そう決めたなら。
無理ゲー社会、脱出の鍵②
『からだと繋がる』
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